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2009/09/28

果たして「ロックの殿堂」入りなるか?

イギリスのプログレッシヴ・ロック・バンドGENESISは、来年3/15にNY市内で授賞式が行われる2010年度の「ロックの殿堂入り」の候補者投票リストに初めて名前が上がり、キーボーディストのTONY BANKSは「もし受賞が現実になったら、凄いことだと思うよ。でもどうなるかは、まったく先が見えない。とにかく実現したら最高だね」と語り、夢の実現に向けて興奮を隠せないようだ。

もしGENESISが「ロックの殿堂」入りを果たせば、この5年間ずっと噂されてきたPETER GABRIEL(ヴォーカル)在籍していた1970年〜1975年の黄金期のラインナップにPHIL COLLINS(ドラム)が加わった形での再結成が実現する可能性も高まる。また、腕に限界を感じて暫くドラムを叩くことを止めていたCOLLINSも、最近になって復活したことを宣言しており、BANKSいわく「もし再結成が叶った場合、その時はもちろん高いハードルに直面するとは思う。でもGENESISの新たな未来が始まることは確かだから、僕はじっとしていることはせずに突き進むと思う」とコメントしている。

そんな「ロックの殿堂」入りへの期待を集めているGENESISだが、この9/29には10枚組ボックス・セット『GENESIS LIVE 1973-2007』をリリースして話題を呼んでいる。このセットには1973年から2007年の“LIVE OVER EUROPE 2007”のライヴ音源までがカバーされており、1973年と1975年の未発表ライヴ音源やビデオ映像などを含め、すべてがリマスター音源にて収録されている。

2007年からボックス・セット・シリーズの編集を手掛けてきたBANKSは、「ライヴ音源をこういう形でリリースすることに関して、あまり正しいという確信はなかった。でも同じ楽曲がライヴによってそれぞれ違うのを聴いているとすごく面白いし、結果的には満足しているよ。もちろんGENESISを知るためにはスタジオ・アルバムを聴いたほうがいいかもしれないが、この複雑なライヴ音源を聴くのも違った面白さがあっていいと思う」と語っている。

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